立体裁断(ドレーピング)の作業について・・・FAQ集

1.型紙を作るための立体裁断する前の準備。

このページの説明は「型紙が無い」つまり「型紙を作るための立体裁断」についてです。
本番生地での仮縫いではありません。




<生地の選び方>
実際に作る生地でやるのが一番ですが、もったいないので仮の生地でするのが一般的です。
ただし特殊な性質を持つ生地の場合は本番の生地を使います。

布帛の場合は「シーチング」、ニットの場合は「ニット」を使用。
(念のため。シーチングというのはカラーシーチングではありません。)
どちらの場合でも本番の生地の厚みに近いものや、生地のしなやかさや張り、
ニットの場合は伸び方が似ている生地を選びます。


<1.半身で作るか両身で作るかを決める>
普通は半身で作ることが多いのですが、両身で作る場合もあります。
左右対称ではないものやデザインで分かれるのですが
丸い衿ぐりなど半身だとわかりにくい場合は両身で作ることもあります。
半身で作ってみて、わかりにくかったら両身でいいと思います。
ニットの場合でフィットしたデザインの場合は必ず両身です。


<2.丈を決めて生地を裁断する>
作りたいパーツ(前身頃とか袖など)のサイズより少し長めに生地を裁断します。
ボディに当ててこれくらいかな?とやってみるとわかりやすいです。
目安としては10センチくらい長くしておけば大丈夫でしょう。
ただし、ギャザーが入る場合などは大きめに裁断してください。


<3.生地の耳を切り落とす>
耳側というのは生地のゆがみが多いので立体裁断には使用しません。
意識して多めに切り落としてください。これはケチってはいけません。
地の目のゆがみ方によって切り落とす幅は変わってきますが
最低でも5センチ。多い場合は10センチ以上切り落とす必要があります。


<4.幅を決めて生地を裁断する>
作りたいパーツ(前身頃とか袖など)のサイズより少し広めに裁断します。
目安としては10〜15センチくらい大きめの感じで。
半身の場合は、中心線ギリギリではなく逆の身頃に13〜15センチかかるように作るので
その分に対して幅を広く裁断することになります。
ただし、ギャザーが入る場合などはもっと大きめに裁断してください。


<5.地直しする>
ここで初めて地直しします。生地を裁断してからのほうが地直しがしやすいです。
地の目がひどくゆがんでいる部分は手で引っ張ってゆがみを減らします。
生地端が縦横垂直になるのを目安に全体の地の目を見ながらアイロンかけ。
最初は直角定規をそばに置いておき、たまに乗せて確認しましょう。
もちろんスチームアイロンです。地直しが終わったら最後にドライでかけると生地が安定します。


<6.基準線を入れる>
先を尖らせた鉛筆(シャーペンでも構いません)で入れますが、縦地の目は糸を一本抜くという方法もあります。
ただし、ニット生地は糸を抜くことできませんし、布帛でも糸が抜けない生地もあります。

前身頃と後身頃の場合
中心線と胸幅線を地の目に沿って鉛筆で入れます。
ギャザーなどの展開が無いもので身幅が決まっているものは、身幅線も入れておくと作業が楽になります。
半身の場合は身頃中心線に対して13〜15センチ残して線を引くのを忘れずに。
これは、作らない側のバストトップまたは肩甲骨位置に生地が届く寸法になり
立体裁断の作業中に「生地の沈みを防ぐ」ためです。

袖の場合
袖山線と袖幅線を地の目に沿って鉛筆で入れますが袖のドレーピングは難しいので、
身頃を作ってから大まかに袖幅や袖山の高さを決めてから作業に入ったほうがやりやすいです。

スカートの場合
中心線とップラインを地の目に沿って鉛筆で入れます。
スカートの場合も半身の場合は、中心線に対して13〜15センチ残して線を引くのを忘れずに。
(フレアースカートで丈が長い時は生地の落ち感に影響しますので多く取ります。)


<7.基準線は垂直になってますか?>
線を入れた後にもう一度、直角になっているか直角定規を当てて確認します。
もしずれていたらここでアイロンをかけてしっかり直してください。



これで準備完了です。作りたいシルエットの立体裁断をしてくださいね。


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