3本糸ロックミシンでニット生地を縫うについて・・・FAQ集

3本ロックミシンではニット生地は縫えませんか?

「縫ってみたいな」の胸タック入り・ドレープキャミソールで頂いたご質問です。
お返事を差し上げた内容をそのまま、ご紹介させて頂きます。


先ず最初に、洋裁質問集にある3.ニット生地を縫う糸についてをご覧下さい。
糸を変えて4本ロックを縫ったサンプル説明があります。
この実験に使用した生地は、ごく普通の肌着に使うようなニット生地です。
この実験と同じようなことを、お持ちのミシンでやってみてください。
今回は3本ロックだけでは糸が切れてしまうので、直線ミシンも入れた状態での実験になります



直線ミシンには、鉢糸にナイロン糸(レジロンなど)を使用して、
下糸にはウーリー糸を巻いて使ってください。
3本ロックには、針糸にはナイロン糸、ルーパー糸にはウーリー糸が良いでしょう。


実験をする前に(縫う前に)生地がどれくらい伸びるかを確認しておき、
それからミシンをかけたときに「どれくらいの伸びになるか」を確認します。
たぶんこの糸の組み合わせだと「3本ロック+直線ミシン」でもかなり伸びると思います。

直線ミシンは、下糸にウーリー糸を入れるだけでも伸びるようになりますが、
「ニットステッチ」の設定にしたほうが伸びがもっと出るのが一般的です。
「ニットステッチ」はミシンによってどんな縫い目になるかが変わってくるため、
一度確認しておくと、他のものを縫う時にも役立つと思います。


これらの実験をした後に、もう一度質問集の「3.ニット生地を縫う糸について」を見てください。
胸タックキャミの場合はテンション高の生地設定になってますので、
4本ロックの場合でウーリー糸を使う組み合わせがベストとなります。
これくらいの伸びがお持ちのミシンでも可能でしたら、胸タックキャミを縫えます。
若干伸びが少ない場合は、型紙のサイズを1つ上げると更に安心でしょう。


絶対縫えますとも、絶対縫えませんとも言えない微妙なところですので、
お持ちのミシンでご確認頂くのが一番確実な方法になります。
せっかく気に入って頂き型紙をお買い上げいただいても、
着れないものが出来てしまっては型紙の意味がありませんので、
面倒な作業だとは思いますが、一度ミシンの確認をするのをお勧めします。


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お返事を差し上げた方に上記の実験をしていただいたところ、
上の方法でも4本ロックと同じくらい伸びると確認していただきました。



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