ミシンを机に置く位置・・・FAQ集

ミシンを机に置く位置

*ミシンメーカー専用のミシン台に乗せている人は不要のお話だと思いますが
椅子の位置調整には少し役立つかもしれません。


最近のミシンは持ち運びの便利なポータブル式のミシンがほとんどです。
使うたびに出す人もいるし、出しっぱなしの人もいると思いますが、
机の上に乗せて使うのは誰でも共通していることです。


ミシンを机に乗せるとき、机のどの位置に乗せるかを意識してますか?
ちょっと意識するだけでとても縫いやすくなります。
縫いやすいということはつまり、綺麗に縫えるということを意味しています。



<1.机の手前からの位置>

(腕の絵が笑えますが...腕に見えると思うのでこれで勘弁してね)

机の手前縁ギリギリにひじを乗せて、手首をテーブルに付けます。
この手首の位置をミシンの針位置にすると丁度良い奥行きになります。
この位置というのは、手が使いやすい位置になります。


<2.机の左端からの位置>

これは縫うものによって変わってきます。
丈の長いものやパーツが大きいものを縫う時は広く、小さいものの時は狭くでも大丈夫です。

ロングスカートのウエストベルト付けの時などは、ミシンの左側が広いととても縫いやすいです。
小さな布小物のときは特別気にしなくてもいいでしょう。

どうしてか?
机の左側が狭いと布が机の下へ落ちてしまいます。
そうすると、机から落ちる布を引っ張り上げながら縫うのも手間が増えますし、
布の重みで生地が引っ張られてしまうため、ミシンの送りと違う方向へ力が働き、
真っ直ぐ縫えなかったり、縫い目が揃わないといった原因になります。

これから縫う部分の生地というのはミシンの手前に来るものなので、
それを全て机の上に乗せるというのは不可能な時もありますが、
できるだけ広い面積の生地が机の上に乗っている状態を作るのがポイントです。



<3.机の向こう側の位置>

「2.机の左側」と同じ理由で、大きなパーツのときは、
縫い進んだ部分の生地が机から落ちないだけのスペースが必要となります。
生地が机に乗っているとミシンの送りが安定します。



<4.座る位置>

後は自分が座る位置だけです。これはきっと個人差があると思います。
針位置が自分の真正面に来るよりも、少し左寄り寄りのほうが縫いやすいかと私は感じます。
自分の心臓がミシンの針位置が来るくらいでしょうか。

これは、生地を左手で抑えながら縫うので、生地に左手を乗せた状態で腕を自分側に引いたときに
腕が自分に当たらなくて、楽に左腕を動かせる位置なのだと思います。参考になれば。



ミシンを使うときは、贅沢に空間を使うのが綺麗に縫えるコツです。
細かなミシン位置の設定というのは、ポータブルだからことできることでもあります。
自分が縫いやすい置き位置を見付けて、綺麗に縫製してくださいね。



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